砂や土など間には隙間があり、その隙間は地下水で満たされています。
その状態で地震による振動が起こると粒子間の結合が剝がされ比重が小さいものは浮き、大きいもの沈みます。
つまり水や細かい砂などは上昇し、土などは沈下します。これが液状化が発生するメカニズムです。

建築構造物の基本攻略マニュアル/一般社団法人日本建築構造技術者協会編
P.20,21 09液状化はどうして起きるのですか?
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各地域の液状化の発生傾向は重ねるハザードマップで確認できます。
重ねるハザードマップ https://disaportal.gsi.go.jp/
地震時に液状化のおこるおそれのある地盤は、概ね次に該当するような砂質地盤です。
- 地表面から20m以内の深さにあること
- 砂質土で粒径が比較的均一な中粒砂等からなること
- 地下水が飽和していること
- N値が概ね15以下であること
2020年版建築物の構造関係技術基準解説書/
P.562 9.6.1 地盤調査と地盤の許容応力度等
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